「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

日本におけるフードセーフティーネットの構築に向けて

vol.03イベントレポート

主催:セカンドハーベスト・ジャパン
日時:2010年7月27日(火)13:00~14:30
場所:JICA地球ひろば

飢餓や食料問題は自分とは遠く離れた開発途上国だけの問題と思われがちですが、そうではありません。
開発途上国と比べると数は少ないものの、先進国全体で1500万人もの人たちが飢餓に苦しんでいて、その数は増加傾向にあります。
また、日本国内を見ても、安全かつ十分に栄養のある食べ物を得られない人の数は75万人以上いて、置かれている状況もさまざまです。
一方で、生産、製造する過程の中で、やむなく廃棄されてしてしまう食材や食料品。「食べ物が必要な人」と「廃棄される食べ物を有効利用したいと考える人」とを結びつけるフードバンク活動を通して見てきた日本の貧困の現状とはどのようなものなのでしょうか。

日本で「食」に困っている人は誰?

日本で10年にわたってフードバンク活動を続けているセカンドハーベスト・ジャパン(以下、2HJ)の理事長チャールズ・マクジルトンさんと事務局長の大竹正寛さんが、日本の貧困問題やフードバンクの役割、そして、フードセーフティーネット構築の必要性についてお話しました。参加者は25名。NGO/NPO職員、会社員、学生など様々ですが、チャールズさんの「日本で貧困ライン以下の生活をしている人の割合は15%。その大半を占めているのが意外にも母子家庭という事実があります」という発表に、みなさん一様に驚いていました。

人と人との橋渡しとしてのフードバンク

印字ミスや容器のへこみ、規格外などの理由で消費者に届くことがない大量の食料品を、支援を必要としている方々へ届けるフードバンク活動。食料品を提供する側と必要とする側の橋渡しをするためには、時間をかけて信頼関係を築くことが不可欠であったことが、これまでの活動経験を交えながら伝えられました。 発表後の質疑応答では、団体の運営について、日本人の貧困に関する意識の変化など、たくさんの質問が寄せられました。当日の参加費は無料でしたが、お米やお米代が寄付され、今回のセミナーだけで約26kgものお米が集まりました。みなさまから寄せられたお米は、2HJによって支援が必要な方々に届けられます。

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