「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

アフリカ・サヘル地域での食料問題の考え方
―ブルキナファソの場合―

vol.05イベントレポート

主催:緑のサヘル
日時:2010年8月21日(火)14:00~16:00
場所:JICA地球ひろば

西アフリカ・ブルキナファソでは、降水量の減少や土地の劣化により、穀物の収穫量が不安定です。そのため、食料問題の解決策として自給自足を目指した農業生産性の改善・強化が重視される傾向にあります。しかし、生産された農産物がどのような経緯をたどって家庭の食卓に並ぶのか、という「食の流れ」を考えた場合、果たして農業生産性の向上だけが、唯一の解決方法なのでしょうか。

「生産」だけではない「流通」「加工」「購入」からなる食料の確保

アフリカ・サヘル地域で環境保全活動をしているNGO「緑のサヘル」代表の岡本敏樹さんが、食料問題を解決するために重要な「食の流れ」について、活動地であるブルキナファソを例に話してくださいました。米やマカロニなど、輸入された食料品がこの地域で増えてきており、以前よりも食べられるようになってきました。食料を確保するためには食料が十分に生産できるかだけではなく、買うことができるかも重要なのです。また、ブルキナファソでも日本と同じく、人々は食料を「生産」するだけではなく、「流通」「保存」という過程を経て、「購入」することで確保しています。こうして手に入れた食料を「調理」して、日々の食事を整えています。食料問題への対策を考えるにはこのような実際の「食の流れ」を踏まえ、自分たちの食生活を振り返り、消費者の立場からの視点を持つことが大切であることを指摘しました。そして、取り組まなくてはいけない分野が広い食料問題を解決するためには、それぞれの得意分野をもつ組織が連携することが不可欠であることも、付け加えました。

「生産」だけではない支援の必要性

当日は、NGO/NPOや国際機関の関係者や省庁職員、学生、会社員の方など、26名が参加。「食料問題を考えるのに、生産以外についても考えていく必要があることに気づいた」「日本とブルキナは先進国と途上国で経済的に差がありますが、食料に関して似たような問題が存在していることに驚きました」「今回のセミナーで新たな視点を持つことができ、この経験をいつか社会貢献に生かしていきたい」といった、多くの感想が寄せられました。

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