「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

私たちの食べ物はどこから来ているの?

vol.07イベントレポート

主催:WE21ジャパン
共催:アフリカ日本協議会
日時:2010年10月1日(金)13:30~16:00
場所:かながわ県民活動サポートセンター

食料の多くを輸入に頼っている日本。どのようにして輸入が多くなったのでしょうか。
そして、食料不足や飢餓はどうして引き起こされるのでしょうか。

日本・世界の食料問題

アジア太平洋資料センター(PARC)理事の佐久間智子さんを講師としてお招きし、以下のように、この問題の解説をしていただきました。戦後のアメリカの対日食料戦略においては、経済成長すればよい市場になるとして、パン食や食事の西欧化がめざされました。日本では作れないものや、貿易の自由化でコストが安いものが取り入れられるようになり、輸入が増えていきます。欧米はまた、補助金によって、小麦・とうもろこしなどを安く売っています。実は、「途上国」にもパン食が入ってきたために、自分たちで決して作れないものが主食になっており、欧米の安いものを輸入せざるをえなくなっています。主要な食物を輸入に頼らざるをえない国々が出てきたことや、「先進国」で食物・飼料が大量消費されていることにより、食料の奪い合いが起こることになります。世界で食料の奪い合いになれば、買えない「貧困国」は飢えてしまうのです。作物のバイオ燃料転用、気候変動、食料への巨額の投機などによる、近年の食料価格高騰がこれに拍車をかけました。

私たちができること

佐久間さんからは、次のような提起がありました。食料を、不足する国から奪わないためにも、また自衛のためにも、より小さな生活空間での地産地消が求められます。日本であれば、洋食や中華に比べて、和食の食材は相対的に自給率が高いし、現在自給できる食品によって必要なカロリーが摂取できることもわかっています。生産者・消費者保護の観点から、フェアトレード推進、決まったやり方に従わざるをえないハイブリッド種子・遺伝子組み替えの規制、新たな農業希望者が遊休地などを使えるようにする規制改革なども必要です。 開催2団体からも各取り組みの紹介と参加呼びかけを行ないました。 今回のセミナー参加者はNGO関係者や学生など38名。農業政策から普段の生活で気をつける点など、幅広いテーマでの質疑が行われました。

セミナーで話された内容について、詳しく書かれた本はこちらです 『穀物をめぐる大きな矛盾』佐久間智子(筑波書房、2010年)

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