「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

ワークショップ「食事の格差を体験しよう!ハンガーバンケット」

vol.24イベントレポート

主催:FAO日本事務所、オックスファム・ジャパン
日時:2013年7月30日(火)10:00~12:30
場所:JICA横浜

「世界には十分な食べ物が生産されているにもかかわらず、8人に1人が飢餓状態にあるという“社会的不公正”を感じ、問題解決に向けてできることを考えて行動に移してもらいたい」という思いから、本企画を開催しました。企画の準備・運営は、国際協力NGOオックスファム・ジャパンにて活動する大学生メンバーが中心となり、当日は43名の方にご参加いただきました。
(文責:オックスファム・ジャパン 学生メンバー 鐘ヶ江)

※「世界食料デー」月間2013のプレイベント第2回として開催しました。

世界の食事の格差を疑似体験する「ハンガーバンケット」

「ハンガーバンケット」はオックスファム・アメリカが考案した参加型ワークショップです。世界の人々の経済状況の割合に応じて、高所得・中所得・低所得にくじ引きで分けられた参加者は、同じ空間で、それぞれの所得に応じた食事(今回はお菓子を使用)の量や質、食事の方法の違いを通して、世界の食事の格差を疑似体験します。
実際に食事が始まると、床に座らされわずかなお菓子しか食べられない低所得者チームの参加者を前に、椅子に座って机の上にたくさんのお菓子やジュースを前にしつつも、気まずさから手が伸びない高所得者チームの中学生や引率の方の姿がありました。本来ならば毎日食べているおやつも、その配分や格差が可視化されている環境では、なかなか食べづらいことを強く感じたのではないでしょうか。またわずかなお菓子の一皿を前にうらやましそうな表情を見せた低所得者チームの子どもたち。おそらく日常では味わえない感情を持ち、新しい視点も生まれたのではないかと思います。

将来につながる体験になれば……

食事終了後は、その場でグループごとに話し合いを行いました。量や質に満足できたか、他の所得層と比べて違いはあったか、食事をしてどんなことを感じたか話し合いました。グループでの話し合いの後は食の問題のみならず、身の周りにあるおかしいと思う「不公正」について考えて解決策を探し、個別の用紙にまとめました。ワークショップの体験を受けて「いっぱいお菓子がある人もいたのに、僕は少ししか食べられなくておかしいと思った」と書いている参加者もいれば、「アメリカと日本の国籍を持っているけれども、大人になったら一つを選ばなければいけないのはなぜ?」との声もありました。
今回のイベントの目標は、食を通して「社会的な不公正」を肌で感じてもらい、後にも印象に残る体験をしてもらうことでした。小学一年生から高校生や保護者、引率の方までと、幅広い年齢層の方にご参加いただきましたが、今回の体験がただの思い出にとどまらず、夏休みの自由研究のテーマや、さらには将来の気づきや行動につながればと願っています。

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