日本の食生活から、世界の「食」の問題を考える。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

企業 株式会社小田原鈴廣
小川典江さん

vol.07インタビュー

神奈川県・小田原の老舗かまぼこメーカー鈴廣。小田原や箱根へ向かう観光客で賑わう10月に、併設するレストランや博物館で、チャリティ企画やパネル展示を実施しました。

1人ひとりの想いを大きな力へ

かまぼこを製造するときに出る魚の皮や骨、内蔵などから作った肥料を地元の農家に使ってもらい、その畑で育った野菜をレストランで提供するなど、以前から「いのちの循環」をテーマにした街づくりを行っている鈴廣。このような取り組みや企業としての想いをより多くの人に伝えられればと、「世界食料デー」月間に参加したそうです。「最初は、博物館でパネル展示のみを行う予定でしたが、他にも何かできないかと、併設するビュッフェレストランで一食につき20円を寄付するチャリティ企画を実施することにしました。でも、来客数を集計してその分を寄付するだけではつまらない。お客様にも一緒に参加してもらい、楽しんでもらえるような企画にしようと、木のイラストを描いたパネルを作成し、果実に見立てた丸いシールを1枚ずつ貼ってもらうことにしました。たとえ20円でもたくさんの人が集まると大きな力になることを、果実が実っていく様子で表現したかったからです」。

お客様もスタッフも一緒に

チャリティ企画を実施するのは初めてだったので、スタッフにも納得して取り組んでもらうために話し合いを重ねたそうです。「通常の業務だけでも忙しい行楽シーズン。話し合いがすんなりと進んだわけではありませでした。でも、「食べる」ことを通して世界の食料問題について考えるきっかけを提供できるなら、と、最後には納得してくれました。始まってみると、お客様から思った以上にいい反応をいただいたことも、スタッフの気持ちを大きく動かしたようです」。特に小さい子ども連れの家族にとっては、残さず食べることの大切さを伝えるきっかけにもなったようです。 「日本では食べ物があふれていて、消費者が好きなものを選べる時代。でも、「食べる」ためには必ず「つくる」人がいることや、残さず食べることの大切さを忘れてはいけないと思っています。1回だけ協力して満足するのではなく、継続していきたいです」と小川さんは話します。「今年はもっと早く告知をしよう」という声も、スタッフから出てきているそうです。

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