「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

栄養士 小田原市小学校栄養職員
吉永加那さん

vol.11インタビュー

2012年度のプレイベントとして開催された栄養士向けの講演会で、青年海外協力隊として活躍した後に小学校の栄養職員として働く自身の経験を話しました。

生きる基盤としての食教育

保育園の栄養士として働いた後、青年海外協力隊としてコロンビアに赴任した吉永さん。現地で活躍するNGOで、妊産婦や子どもたちに低料金で昼食を提供したり、栄養について学ぶ講演会を開催したりしました。「自分と同じ栄養士をはじめ、コロンビア人スタッフから人として学ぶことがとても多くありました」。 日本に戻って保育園で働いた後、小学校へ。帰国後は、国内の問題にも目が行くようになったそうです。「日本の子どもたちは食べるものに困っていないように見えるけど、食べているもの、一緒に食べている人、食べているときの気持ちに違いがあることに気づきました。先進国でも栄養の過不足の問題はある。じゃあ、私は何をすればいいのか考えるようになりました。コロンビアでは、お金がなくて十分に食べられない人がたくさんいました。日本もコロンビアも人々の暮らしは社会的な動きと深く関わっていて、変えることが難しいこともたくさんある。でも、それぞれの社会のなかで生きる基盤を獲得するためにできることがあって、それは教育だと思いますし、食教育もそのひとつだと思うんですよね」。

世界の「食」とのつながりも伝えたい

昨年度の「世界食料デー」月間のプレイベントである栄養士向けの講演会で、青年海外協力隊や職場での経験を話した吉永さん。講演会は、定員をはるかに上回る参加者を集め、大盛況でした。この講演会に参加したことで、どのような変化があったのでしょうか。「普段は自分の経験を話す機会はほとんどないので、どういう想いで栄養士になったのかを見つめ直すいいきっかけになりました。子どもたちに『人の心と体を豊かにしてくれる食を大切にできる大人になって欲しい』という想いがあるから続けているということを、改めて確認できました」。 4月から新しい小学校に着任し、今後、食教育を1からスタートすることになった吉永さん。「『食』と自分の心や身体とのつながり、いずれは世界の『食』とのつながりも伝えていきたいです。でも、自分でゼロから勉強して教材を作るとなると大変。「世界食料デー」月間のチラシのようなわかりやすい情報やツールは、とてもいいですね」とも話してくれました。

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