「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

企業 ちがさき濱田屋
岩澤裕基さん

vol.12インタビュー

神奈川県茅ヶ崎市の仕出し弁当店「ちがさき濱田屋」。茅ヶ崎駅前の弁当販売店に併設するレストラン「濱田屋キッチン」では、毎年「世界食料デー」月間のチラシを配布しています。

「食」を中心に置いた豊かな生活

ちがさき濱田屋で企画部門を担当する岩澤さん。大学卒業後、原付バイクで日本一周をしたときに出会った有機農家の方から、アジアやアフリカからの農村指導者研修を行うNGO「アジア学院」のことを聞き、栃木県那須塩原の農園で2年間住み込みボランティアとして働いた経験があります。そこで知り合った友人を訪ねて、世界各地の農村を旅したことも。「アジアの国々を中心にミャンマーやインドなどコミュニティーを訪れましたが、食を中心に人の営みが回っていて、とてもシンプルで人間らしいと思いました。経済的には苦しい農村ばかりですが、家族で囲む食卓にはいつも笑顔がありました。それと対照的に日本では、食事の栄養価は高くも、レンジでチンして一人で食べるだけの食生活。どちらが本当の意味で豊かなのか、考えさせられました。どこの国でも都市部に行けば行くほど、人と食べものとのつながりが薄れている気がします。食生活をもう一度意識する事で、手作り料理を食べる喜びや、地産地消の食材が身近になればと思っています」。

日常のなかで世界とつながるきっかけに

ちがさき濱田屋では、地域の人たちとのつながりを大切にした取り組みを行っています。レストランの料理には湘南地区で採れた三浦野菜を使用したり、地元の有志と「街と人がつながる、手作りの映画祭」をテーマにした茅ヶ崎映画祭を企画したりしています。また2011年には、茅ヶ崎市が行う地域活性化プログラムの一環として、文教大学の学生と地元の農家の方と一緒に、茅ヶ崎の野菜を使用した弁当「まるごと茅ヶ崎ラタモコ丼」を商品化して朝市や店頭で販売し、売り上げを震災支援としました。 「食の問題は正論を声高に言うのでは、何も変わらないと思っています。日常生活に溶け込んだ自然な形で大切なメッセージを伝えることや、今までにもあったものを何か少しだけ変えることで、食生活の変化を毎日の生活のなかに取り入れていくことが大切ではないでしょうか。まさに『世界食料デー』月間は、日常生活のなかで世界とつながる、いいきっかけだと思っています」。 地域にしっかりと根差しながら、世界ともつながる取り組みを続ける岩澤さん。イベントやNGOの活動を紹介するチラシスペースに、今年も「世界食料デー」月間のチラシも早速置いてくださいました。

インタビュー アーカイブ

ページtopへ