日本の食生活から、世界の「食」の問題を考える。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

NGO 開発教育協会(DEAR)
西あいさん

vol.14インタビュー

国際理解や国際協力をテーマとした教育活動や参加型学習の普及推進を行う開発教育協会(DEAR)。全国に団体や個人の支援者がいるネットワークNGOとして、「世界食料デー」月間を広めてくれています。

世界で起こっている問題を考える入り口に

学校やイベントなど、日頃から全国各地でワークショップを行う西さん。南北格差・環境・紛争・貧困など、幅広いテーマを扱っています。そのなかで、世界24ヵ国30家族とその1週間分の食料をならべて撮影した写真集『地球の食卓―世界24ヵ国の家族のごはん』を活用した教材「写真で学ぼう! 地球の食卓」など、食をテーマとしたワークショップもよく依頼されるそうです。「各国で食べられている物の写真を並べて見ることで、参加者は『日本はパッケージが何重にもなっている食材が多い』など、普段の自分たちの食生活やライフスタイルをふりかえり、それがあたり前ではないことに気付きます。そこから『エネルギーをたくさん使ってるかも』と視野が広がって、世界で起こっている問題への興味につながることもあります。食は誰にとっても身近で大切なことですよね。それに、文化、環境、水など、いろんなイシューを関連させて考えることもできる。遠い国で起こっているいろいろな問題と自分たちの生活をつないで考えてもらうための入り口として扱いやすいテーマだと思っています」。

次の行動につなげるきっかけとして

昨年から賛同団体として参加をしてくれているDEARですが、「世界食料デー」月間をどのような機会と捉えているのでしょうか。「ワークショップはあくまで仮想世界。現実の世界での生活を考えたうえで、次の行動につなげてもらうことが重要だと思っています。例えば、ワークショップの後には『自分が今日知ったことをもっと他の人にも知ってもらいたい』という声がよく上がります。そのときに渡せるチラシや気軽に参加してもらえるイベントがあるのはとてもありがたいことです。『何かしたい』と思ってくれた参加者の次の行動につなげるきっかけになればと思っています」。

また、チラシについてこんな嬉しいご意見もいただきました。「『世界ではこれだけの人が飢えている』などの事実を伝えることも大切ですが、それだけでは情報が流れてしまう人も。でも、「世界食料デー」月間のチラシは『実は開発途上国のなかには食べ物を輸入に頼っている国がたくさんある』『日本も食料を海外からの輸入に頼っているけどお金があるから買える』など、その背景にある問題までしっかり書いてあって、情報の質がとてもいい。現場の声が掲載されているのもいいですね」。

「10月に食のことを考えるワークショップができたら……」と話す西さん。全国へのますますの広がりが楽しみです。

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