vol.30イベントレポート
主催:「世界食料デー」月間2014ボランティアチーム
日時:2014年8月22日(金)10:00~17:00
場所:ハンガー・フリー・ワールド事務所 他
興味はあっても遠い存在と感じがちなNGO/NPOや国連機関。そこで主に大学生を対象に団体の事務所を訪問してもらう「社会科見学ツアー」を行いました。参加者は学んだことを持ち寄って、「世界食料デー」月間に何ができるのかを一緒に考えました。
(文責:「世界食料デー」月間2014ボランティアチーム)
※「世界食料デー」月間2014のプレイベント第4回として開催しました。
NGO/NPOや国連機関への社会科見学スタート!
「世界食料デー」月間2014の呼びかけ団体9団体のうち5団体(アフリカ日本協議会、オックスファム・ジャパン、セカンドハーベスト・ジャパン、緑のサヘル、国連食糧農業機関(FAO)日本事務所)の事務所を実際に訪問できることが醍醐味の今回のイベント。参加者のみなさんには、「世界食料デー」月間の紹介を聞いた後、興味のある1団体へ訪問してもらいました。訪問先でのプログラムは、アフリカ状勢についての専門的な話を聞いたり、炊き出しのボランティア体験をしたりと、団体によって様々。訪問後には「今までNGOは固く難しい活動をしていると思っていたけど、より身近に感じることができた」、「私一人でも参加できることが多くあり、今後は積極的に参加したい」などの感想が聞かれ、参加者のみなさんと訪問した団体との距離が一気に縮まった様子でした。
また、各団体を訪問した後はハンガー・フリー・ワールドの事務所に集まり、来日中のバングラデシュ支部職員のアンジュさんから、バングラデシュの食料事情や、飢餓を終わらせるための活動について伺いました。お話の最後に「飢餓を解決するためには、若いあなたたちの力が必要です」とのエールをいただき、参加者のみなさんは更にやる気に満ち溢れた表情になりました。
すべての人が食べられないのはなぜ?
次に、世界では十分な量の食料は生産されているになぜ食べられない人たちがいるのか、解決に向けて私たちにできることは何なのかを、ワークショップを通して一緒に考えました。最初のうちは中々意見が出ませんでしたが、普段の食生活を振り返ったり、呼びかけ団体に訪問して気づいたことを話したりする中で、「普段からレストランで食べられない量の食事を注文しないようにしている」、「訪問した団体から食料事情について勉強することも立派な行動だと思う」など、次々と意見が飛び出しました。最後に、「世界食料デー」月間に自分やりたいことを「世界食料デー」月間のマークに模った模造紙に寄せ書きをしました。帰り際には「みなさんの話を聞いて新しい視点を持つことができました」と話す参加者も。今回のイベントが、みなさんの今後の活動への一歩につながったようです。
イベントに参加してくださったみなさん、協力してくれたみなさん、どうもありがとうございました!