「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2024 10/1-31

食料問題を解決するための1日トレーニングワークショップ

vol.29イベントレポート

主催:オックスファム・ジャパン
協力: 国連食糧農業機関(FAO)日本事務所
日時:2014年8月27日(水)09:30 ~18:00
場所:JICA横浜

なぜ世界には飢餓状態にある人々がいる一方で大量の食べ物が捨てられているのか。この問題解決に向けて私たち一人ひとりは何ができるだろうかを発見してもらいたいという思いから、「食料問題を解決するための1日トレーニングワークショップ」を開催しました。当日は高校生から社会人の方まで42名の方にご参加いただきました。(文責:オックスァム・ジャパン チェンジ・リーダー参加者  鐘ヶ江美沙)

※「世界食料デー」月間2014のプレイベント第5回として開催しました。

世界の食料問題とそれを取り巻く現状

前半は、食料問題解決のために働くお二人から講演を伺いました。オックスファム・ジャパンのアドボカシー担当の森下麻衣子さんからは、世界には十分な食料生産があるにもかかわらず、どうして8人に1人の人々が食べることができないのかを、「気候変動」「土地収奪」「食料価格」という3点からご紹介いただきました。次に国連食糧農業機関(FAO)日本事務所事務所 所長のチャールズ・ボリコさんからは、今年の世界食料デーのテーマである「家族農業」について伺いました。世界の食料生産の70%を占めると言われる「家族農業」の可能性だけでなく、家族が集ってひとつの畑を耕すことで家族の絆が強まったというご自身の経験も伺いました。また、お二人の講演から、日頃食べ物は必要な分だけ買う・食材を無駄にせず調理するといった個人の選択が食料問題解決には重要であることも学びました。

「ハンガーバンケット」で世界の食事における格差を疑似体験

後半は、世界の食事の格差を疑似体験する「ハンガーバンケット」を行いました。「ハンガーバンケット」では、世界の人々の経済状況の割合に応じて、高所得・中所得・低所得にくじ引きで分けられた参加者は、同じ空間で、それぞれの所得に応じた食事(今回はお菓子を使用)の量や質、食事の方法の違いを通して、世界の食事の格差を疑似体験しました。高所得層に振り分けられた参加者からは「低所得層が目の前にいると、いつもは普通に食べているはずのお菓子ものどを通らなかった」という感想が聞かれました。普段は見えない世界の食料不公正の問題が可視化されたことで、前半の講演で学んだこともより理解できたのではないでしょうか。

最後に、食料問題を解決するために一人ひとりができることを考えました。周りの人を巻き込むための工夫や、イベントを開催できる機会などをグループで話し合った上で、「自分の高校でハンガーケットを開催したい」「『世界食料デー』月間である10月は食べ残しを絶対にしない月にする」「家族の意識を変えるために、冷蔵庫にハンガーマップを貼る」など、様々なアクションプランが発表されました。今回のワークショップが、食料問題の解決に向けての一歩を私たち一人ひとりが踏み出すきっかけになっていればと思います。

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