vol.46イベントレポート
主催:「世界食料デー」月間2019
日時:2019年6月21日(金)19:00~20:30
場所:千代田区富士見区民館
「世界食料デー」月間に向けて、食の問題を解決するためにできることを考えるプレイベント“「ゼロ・ハンガー」に向けたアクションを考えよう!”を開催しました。高校生や大学生、仕事帰りの社会人など18名にご参加いただきました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)
最初の一歩は小さなことから
2018年に初めて開催したプレイベント“「ゼロ・ハンガー」に向けたアクションを考えよう! ”。今年も、「飲食に関わる仕事をしている」「飢餓を終わらせるために活動するサークルに所属している」など、食への興味関心が高い人たちが参加してくれました。自己紹介でそれぞれが話してくれた「世界食料デーについて知りたい」「フードロス問題に興味がある」「大学生にできるイベントを相談したい」などの参加のきっかけに、他の参加者もうなずきながら共感していました。 「世界食料デー」月間2019事務局のハンガー・フリー・ワールド儘田からは、これまでの取り組みはもちろん、前回のイベント参加者が起こしたアクションを紹介。アフリカ料理を食べながら食について考えるイベント、乾物を使った調理イベント、学生を対象にしたワークショップなど、それぞれが持つ「機会」や「つながり」を生かして「世界食料デー」月間を一緒に盛り上げてくれたことを話すと、10月に起こすアクションは「小さなことでもよいと思えた」という感想が出されました。
会って話すこと、情報を発信することの大切さ
後半のワークショップでは、グループに分かれて10月に向けたアクションを考えました。今年も年齢層が幅広く、高校生や大学生、会社員、教員、NPO職員などさまざまな職業の人たちが集まったため、普段はなかなか触れることのない視点を交えた会話はとても盛り上がりました。「堅苦しい雰囲気ではなかったので、参加しやすかった」「さまざまな意見を聞くことができ、自分にできることがわかった」「会って話すことは大事だと改めて思った」などの感想が寄せられ、今年もイベントが終了しても参加者同士の話が尽きない様子でした。 「食料問題について知り、発信していくことが大切だと感じた」という参加者はもちろん、「学校のカフェテリアに世界食料デーのポスターを貼って、食事のときに目につくようにする」「若い世代が食に興味をもてるようなイベントを企画する」など、具体的な計画を考えてくれた参加者もいたことから、今年も「世界食料デー」月間にたくさんのアクションが生まれることが楽しみです。