「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2024 10/1-31

グーグーの日だョ♪楽しく食育!ヤミヤミごはんの会

vol.60イベントレポート

主催:電通ノーペコ ラボ
日時:2022年9月9日〜11日
場所:恵比寿deux poissons / YouTube配信

毎年9月9日は「子どもと食」を考えるグーグーの日。今年ノーペコ(ノー、腹ペコ!の意味) ラボは、冷蔵庫に残りがちな食材を、先生のアドバイスのもと、子どもたちが美味しく変身させる食育動画を配信。また、先生秘伝のレシピによる料理の無料配布イベントを実施しました。さらに、ハウス食品グループから協業オファーをいただき、子ども向けの食品ロスサイトコンテンツも制作しました。 (文責:電通ノーペコ ラボ)

食品ロスを楽しく減らし、未来を自身で切り拓く創造力を養う食育動画

本ラボは、ラボ設立の2019年に、9月9日を「子どもと食」について考え楽しく行動するグーグーの日、それからひと月をグーグー月間と定めました(日本記念日協会により正式に認定)。10月16日の世界食料デーに向けて、誰もが覚えやすいこのグーグーの日を柱に、より多くの人に自分ごと化してもらうアイデアで、団体や企業、世の中全体を、楽しく巻き込む活動を推し進めています。今年は、料理アドバイザーとして東京・青山で「ごはんやパロル」を営む桜井先生親子をお招きし、冷蔵庫に残りがちな食材を、子どもたち自身が考えて、美味しく変身させる食育動画を配信。(https://youtu.be/YO9bWLmnLpA)食品ロスを楽しく減らすとともに、食を通じてどんな未来も自身で切り拓く、創造力を養うためです。タイトルは、「グーグーの日だヨ♪楽しく食育!ヤミヤミごはんの会」。ヤミヤミとは、おいしいを意味する英語ヤミーと、なんでも入れちゃう闇鍋のヤミとをかけた造語です。残りがちな食材に愛着が湧くようあだ名をつけることに始まり、ルーレットで決まった残りがちな食材を、子どもたちが調味料から選んでおいしい料理に変身させました。また9月9日からの3日間、恵比寿のキッチンブースで、残りものをおいしくする先生直伝の魔法のレシピで作ったヤミヤミごはんとミニレシピメモを無料配布するイベントも行いました。

残り物にあだ名をつけて愛着を!

恵比寿イベント会場

家の食品ロスを減らすと、世界の飢餓も減らせる??

食品の廃棄・焼却には、多くの燃料が使用され、それによって発生する二酸化炭素は地球温暖化の一因になっています。温暖化は異常気象を引き起こして作物の不作を招き、農業で生活を営む多くの国々で飢餓や貧困が蔓延するという悪循環に。私たち一人ひとりが食品ロスを減らすことで、家計や環境に優しくできるのはもちろんのこと、世界の飢餓を減らすことにも、リアルにつなげられるのです。HFW含めた様々な掲載内容を参考にしてノーペコ ラボが提唱したこのメカニズムは、昨年読売新聞でも取り上げていただきました。コロナ禍で家食が増えている現状もふまえ、ノーペコ ラボは、未来を担う子どもたちが食品ロス対策を楽しく自分ごと化できるよう、これらの「食育企画」を立てました。これらの活動は、SNSや電通報、アドタイ、恵比寿新聞のほか、9月8日売りの週刊新潮の裏表紙にも掲載。会場の近隣に200枚のチラシをポスティングし、近隣の小学校にもポスターを貼付いただきました。おかげさまで、加計塚小学校や臨川小学校のたくさんの子どもやその保護者の方々をはじめ、食育に興味のある大学生や大学職員の方、近隣にお住まいの方、ポスターを見てふらりと入って来られた方など、多くの方にご来場いただきました。毎日来て何度も募金をしてくれた子や、「おいしくて、苦手だった生姜が食べられるようになった」と翌日お礼状まで持ってきてくれたお子さんもいて、スタッフみな温かい気持ちになりました。ヤミヤミごはんとミニレシピは予定個数をはるかに超えて配布完了。販売した先生の著書やヤミヤミパロルソースも完売し、おにぎり型募金箱に募金いただいたものと合わせて売り上げはWFPに寄付しました。

AD.I:古谷萌(ラボメンバー)

ハウス食品グループと、協業開始! 世界の人々を、みんなの力でノーペコ(ノー、腹ペコ)に!

さらに、長年食品ロス対策に力を入れられているハウス食品グループから協業オファーをいただき、同社の子ども向け食品ロス対策コンテンツを制作。(https://housefoods-group.com/activity/foodloss/nokosan/index.html)このコラボから、ハウス食品グループに新しいファン層、未来の顧客層も構築していくつもりです。2030年のSDGsゴールに向け、ハウス食品をはじめとする日本中の企業、世界中の人々とこの活動を持続可能な形で盛り上げ、食品ロスを、楽しく大きく減らしていきたい。また、学校を含めたさまざまな団体や企業と一緒に、楽しい食育授業も展開していくつもりです。各企業への提案は、2019年から弊社の新聞局なども絡めながら行ってきました。企業協賛がかなわない時も、その都度やるべきと思うことを諦めずにやってきたことが信頼を生むとともに、随所でのたくさんの方々のご協力、ご尽力が、実を結び始めたと実感しています。来年のグーグー月間は、本記事を読んでくださったすべての方とご一緒し、ますます楽しく大きな活動にしていきたいです。皆さんのお力を、ぜひ、一緒に、楽しく、結集させてください!

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