「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2023 10/1-31

世界食料デー特別企画「サルベージ・パーティ」in 無印良品 港南台バーズ

vol.67イベントレポート

主催:honshoku、ハンガー・フリー・ワールド
協力:無印良品 港南台バーズ
日時:2023 年 8 月 23 日(水)16:30-19:00
場所:無印良品 港南台バーズ

家で持て余している食材、使い道の少ない食材、食べきれない食材。それらをみんなで持ち寄って、料理をして、できたものをみんなで食べるサルベージ・パーティ(サルパ)。この楽しく肯定感をもってフードロスについて考え、自分にできることを発見できるクッキング型の食材シェアパーティを「世界食料デー」月間のパートナー団体の株式会社 honshokuと「世界食料デー」月間の事務局の認定 NPO 法人ハンガー・フリー・ワールドが、無印良品 港南台バーズの協力をいただき開催しました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

固定概念にとらわれず食材をよく見て、自由な発想で料理しよう

料理を担当してくれたのは、「Foodist Link」のケータリングシェフ高田大雅さん。翌日からの旅行前に使い切りたい野菜、お土産にもらったお菓子、非常用に買いだめした缶詰や瓶詰、飲む以外用途がわからない青汁の粉など、参加者が持て余したり、料理法を広げたりしたいと持ち寄った食材たちを、美味しい料理に大変身させてくれました。
おかきは砕いてクルトンとしてトッピング、青汁の粉はマーマレードジャムと合わせてチキンソテーのソースにと、レシピや固定概念にとらわれず、素材の味や成分をベースに自由な発想で調理された料理の品々。見て驚き、食べておいしいと好評でした。また、調理で出たごみがわずかなことにも驚きました。
フードロスを減らさなきゃいけないと、つい難しく考えがちですが、楽しみながらなら続けられそうです。

参加者同士の課題や取り組みがつながる

お料理ができるまでの間は、参加者でわいわいとワークショップを実施。普段から考える食の課題を発表しながら模造紙に貼り、それぞれのつながりを話し合いながら線でつなぎました。フードロスという日常の課題が、飢餓、気候変動、紛争など世界規模の課題につながっていることが目でわかり、改めて日々の小さな取り組みの大切さの理解につながりました。また、違う取り組みを行っているように思えても、みんなが食の課題を解決する大切なパートナーであることが実感できました。
当日は、学生や社会人 15 名が参加。その中には、食支援ネットかながわ、セカンドリーグ神奈川、横浜市資源循環局、Wake Up Japan、やまゆり生活協同組合をはじめ、神奈川を拠点とする「世界食料デー」月間の賛同団体、パートナー団体や食の課題に取り組む団体の参加があり、お互いの取り組みについて情報を交換し、つながる場にもなりました。会場提供をいただいた無印良品 港南台バーズの畑中さんからも店舗でのフードドライブ活動や地域の食材を使った商品についての紹介もありました。

参加者の声

  • とてもおいしかったです。集まった食材から想像を越えるお食事をいただけました。
  • 食について考え直す良い機会となった。楽しく学べ、美味しくいただきました!
  • サルパの認知がさらに広がっていくことによって、日本の食の課題が少しでも解決できる ようになるといいですね。
  • 同じような意識を持つ参加者がたくさんいらっしゃってよかった。
  • 家で持て余している食材も、工夫や考え方次第で新しいレシピに生まれ変われることを知ることができました。“捨てる“という選択に至る前に踏みとどまる手段を知ることがフードロス削減への第一歩になると感じました。

    より詳しいレポート honshoku Inc. 代表 平井 巧 note:(外部リンク)

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