「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2024 10/1-31

冷蔵庫の闇に光を当てろ!
極上のウマイごはんレシピコンテスト&フェス 2023

vol.71イベントレポート

主催:ノーペコ ラボ
日時:2023 年 9 月 9 日 15:00〜17:00
場所:LOHAS カフェ有明

毎年9月9日は「子どもと食」を考えるグーグーの日。今年ノーペコ(ノー、腹ペコ!の意味)ラボは、5社の企業協賛、国連 WFP 協会をはじめとする5団体の後援のもと、食品ロス削減の啓蒙として、食品ロス削減レシピアイデアコンテストイベントを、学生たちと作り上げました。
147案の応募をいただき、100人近い大盛況のイベントとなりました。(文責:電通ノーペコ ラボ)

より多くの若者が自分ごと化できる、楽しい食品ロス削減企画を

「子どもと食」に関するあらゆる問題の解決を目指すノーペコ ラボ。本ラボは、10 月 16 日の世界食料デーに向けて、誰もが覚えやすいこの9月9日グーグーの日を柱に、より多くの人に自分ごと化してもらうアイデアで、団体や企業、世の中全体を楽しく巻き込む活動を推し進めています。今年は、昨年実施した食品ロス削減啓蒙イベントを発展させ、さまざまな企業、団体と連携して、学生を主体とする食品ロス削減レシピコンテストを開催しました。残りがち食材を使う料理だからこそ、美味しさや楽しさを意識し、また何より主体となる学生みんなに興味を持って自分ごと化してもらえるよう、前提となる知識が必要な学校では講義もさせていただきつつ、その学校や学生の特色を生かした楽しいイベントとしました。イベントのメニューは、下記の通り。
1) 戸板女子短期大学生によるオープニングダンス
2) 「ノコサンと、世界が救える!」
   ラボキャラノコサンノコノコによる食品ロスと飢餓貧困の関係解説
   「おしえて!東京農大!」
   東京農業大学生の廃棄前野菜の削減などに関する活動発表
3) 高校生と大学生の、ディスカッションタイム
4) 食品ロス削減レシピコンテスト優秀5作品のプレゼン&優勝決定戦
5) 参加者による優秀5作品や一ツ星フレンチルカンケの料理の試食
6) 「からあげクンで、ノコサン!」
   戸板女子短期大学食物栄養科✖ローソン産学連携レシピ開発。
   ローソンのからあげクンで残りがち食材をご馳走に!
7) 食に関する意外なクイズ「食いず」
8) 協賛企業から、盛りだくさんのプレゼント
決勝5作品の出場チームの他、食物栄養科のある6大学(女子栄養大学、東京家政大学、昭和女子大学、相模女子大学、跡見学園女子大学、戸板女子短期大学)、東京農業大学、服部栄養専門学校、日本工学院専門学校などのみなさまにもご協力いただき、レシピ応募総数は 147 案、イベントは高校生参加者を合わせて100人近くの大盛況となりました。

戸板女子短期大学学生によるオープニングダンス

東京農業大学学生による廃棄前野菜についての発表

参加者に振舞った決勝の5作品と一ツ星ルカンケの一品

みんなで作り上げたイベント内容

戸板女子短期大学の学生によるオープニングダンスに始まり、廃棄前野菜や廃棄前果物の削減を使命とする、東京農業大学の VIVA GREEN や FooDoo の皆さんによる大量消費社会から循環型社会へ向かうことの大切さを説く説得力あるプレゼン、そしてメインイベントの、東京家政大学、女子栄養大学学生各 10 名の一次審査により選ばれた優秀5作品によるレシピコンテスト決勝戦。本人たちのプレゼン後、白金台一ツ星フレンチルカンケ古屋審査員長、東京家政大学の内野美恵教授や女子栄養大学の浅尾貴子講師、服部栄養専門学校の中山広報室長により試食審査が行われました。結果、来場高校生が選んだ会場賞は、相模女子大学の坂野さんチーム考案、野菜を豊富に脂質塩分制限しながら食べ応えのある料理「罪悪感 ZERO パンプディング」。ノーペコ(アイデア)賞は、戸板女子短期大学の加納美優さん考案、豆腐とメープルシロップでクリームを作るアイデアが斬新だった「豆腐で作ったクリームのフルーツサンド」。そして優勝は、学習院女子高等科の伊藤天音さん考案、味も盛り付けもお店に出てくるように美しかった「中華風きゅうりのくるくるサラダ」に決定しました。優勝の副賞は、一ツ星フレンチルカンケにペアでご招待。会場賞は東京農大提携農家キテレツファームでの収穫体験。ノーペコ賞は、白金スイーツでの共同レシピ開発とインスタ用撮影体験(2023 年 12 月 26 日からノコサンスイーツとしてネットで販売)。全て、ものでなく体験をプレゼントしました。 さらに戸板女子短期大学生が開発した、ローソンの国産若鶏むね肉 100%のからあげクンを使って食品ロスをご馳走に変えるレシピ「ヤンニョムからあげクンのブーケサンド」は、ローソンの役員や社員さまに召し上がっていただき、小腹を満たすからあげクンが一食としてランチにもなる楽しいご提案ともなっているということで、商品化への夢も開けました。
食の社会課題にまつわるクイズ「食いず」は、会開催までに食の社会課題についてたくさんのご教示をくださった服部栄養専門学校中山広報室長による有意義な解説を交えて行いました。またこのイベントにより、昭和女子大の学食ポスターにはノーペコのキャラクターノコサンとノコノコが登場するようになったり、ルカンケと東京農大提携農家、ノーペコに会いに来てくれた信州大学附属中学校の生徒さんと東京農大、ローソンと戸板女子大、ほか大学同士などの新たな出会いも生み出すことができ、たくさんの方から、満足のお言葉をいただきました。

⾼校⽣の優勝作品「中華⾵きゅうりのくるくるサラダ」

2023 年 12 ⽉ 26 ⽇販売開始「ノコサンサンド」

やんにょむからあげクンを試⾷するローソン役員

みんなのチカラで、ノーペコに!

イベントの告知ポスターは、連携いただいた大学の他、麻布学園、聖心女子学院、横浜雙葉、学習院女子高等科など、たくさんの高校にも貼られ、横浜雙葉では意図に共感してくださった先生が、イベントへの応募を夏休みの課題にもしてくださいました。またイベント後の活動報告として、アマノフーズや戸板女子短期大学の HP、さらに 2023 年 10 月 11 日発売の中央公論の裏表紙にも掲載されました。たくさんの企業、団体、大学のご協力と、たくさんの高校生・学生が 関わって、より良い未来をつくるための一つのイベントができました。新しい若い力が、ワクワクと、ドキドキと、食の課題を楽しく解決していけますよう、来年は、さらにたくさんのお力をお借りし、掛け合わせることで、社会のより良い未来に向かう、より大きなイベントに発展させてまいりたいと思います。是非、お力をお貸しください!

イベント会場に貼られた残りがち食材ポスター

レシピコンテスト決勝進出者たちと審査員の皆さま

中央公論裏表紙(2023 年 10 月 11 日発売)

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