vol.73イベントレポート
主催:「世界食料デー」月間2024、横浜市資源循環局
日時:2024年10月1日(火)18:00〜20:00
場所:横浜市役所1階アトリウム
10月1日(火)18:00~20:00に横浜市役所1階アトリウムにて「WORLD FOOD NIGHT 2024 in 横浜 〜持続可能な「食」へのはじめの一歩!〜」を「世界食料デー」月間2024と横浜市資源循環局が共催しました。当日は学生や市民など16名が参加、ブース出展した6団体の担当者と共に食に関わる多様な課題について知り、「食」を守っていくために自分ができることを考えました。
映画『もったいないキッチン』&FAOからのメッセージ上映
はじめに、「世界食料デー」月間2024に関わるユースの司会で開会。映画『もったいないキッチン』の35分短縮版を視聴しました。日本で多くのフードロスが出されている現状を受けて、その解決策を求めて旅に出るというロードムービーで、フードロスの原因となる課題や解決策などが紹介されました。 次に、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所の日比所長からのメッセージ動画を上映。フードロスにとどまらず、飢餓を引き起こす主要な要因として、気候変動、経済低迷、貧困など食料を取り巻く多様な課題が指摘されました。また、持続可能な開発目標(SDGs)の目標2「飢餓をゼロに」の達成に向けて世界は遅れをとっている。その中で、生産・栄養・環境・生活のすべてを良くするためには、市民一人ひとりの行動が大切であるというイベント参加者への力強いメッセージをいただきました。
食に関わる団体のブースで話を聞く
映画の視聴後は、各出展ブースからのアピールタイムを挟んで、実際に食料問題の解決に取り組む団体や企業の出展ブースやポスターを参加者が巡りました。今回のイベントには、6団体がブース出展したほか、6つの企業・団体がポスター展示で参加しました。それぞれの企業・団体は解決に取り組む食に関わる課題や取り組みと共に、今回のイベント参加者が関われるアクションを提案。例えば、持続可能な生産がされた商品を購入することや、フードライブでのボランティア、食に関するイベントへの参加などのアクションが、「食」を守ることにつながるとアピールしました。当日は、参加者と出展者の積極的な交流があり、各ブースから人が絶えることがありませんでした。
振り返り、自分にできることを考える
ブースを回った後、関心事の共通している参加者と出展者でテーブルを囲み、振り返りを行いました。テーブルごとに「以前から気になっていた食料問題」「イベントに参加して発見したこと」「興味のある『食』を守るアクション」について共有し合いました。日本の中で食に困っている人の話しや、世界の食料問題、映画の感想、自分が大切にしていることなど、話題は多岐に渡りました。 また最後に、「持続可能な『食』のために、取り組んでみよう、続けてみようと思ったこと」を紙に書いて宣言。参加者からは、フードバンクの活動を継続したい、買い物や食生活を見直したい、コンポストを取り入れたい、自分で栽培・採集した食材を食べたい、個人の消費行動と世界の食料システムのつながりを考えたいなどのアクションが出され、閉会となりました。