「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2024 10/1-31

グローバルフェスタJAPANでワークショップを実施! 食料問題の課題や複雑な繋がりを可視化

vol.74イベントレポート

主催:ハンガー・フリー・ワールド フードシステム変革推進チーム
日時:2024年9月28日(土)、29(日)
場所:新宿住友ビル三角広場

9月28日、29日に新宿住友ビル三角広場にてグローバルフェスタJAPAN 2024(主催:グローバルフェスタJAPAN2024実行委員会)が開催されました。今年も去年に引き続き、ハンガー・フリー・ワールド(以下、HFW)は学生インターンのフードシステム変革推進チームが中心となりブース出展をし、ワークショップを行いました。(文責:ハンガー・フリー・ワールド フードシステム変革推進チーム 村上)

赤い糸で繋ぐ食料問題の複雑な関係

ブース内では、HFWやフードシステム変革推進(FS)チームの紹介のほか、今年は、野菜の塗り絵と食品ロスを減らすためのレシピを配布しました。またワークショップでは、「マッピング」を行い参加者との交流を図りました。参加者は「食」に関する課題意識をカードに書きます。その上で、ほかの課題と自身の書いた課題がどのように繋がるのかを考えて赤い糸で結びつけました。このマッピングで、食料問題の複雑な繋がりが可視化され、参加した来場者にとっても、主催した私たちにとっても、自分とは異なる観点から食料問題について考える機会となりました。 *マッピングとは…食料問題に関連するキーワードを書き出し、それらを繋ぎ合わせることで問題同士の複雑な繋がりを可視化しようとする、FSチームが課題分析に用いているアクティビティ。

参加者との交流を通じた新たな発見

2日間のマッピングの成果として、フードロス、飢餓、食料不足、買いすぎ、食料自給率などへの注目が多く挙げられました。また今年は、米不足や日本の農業に関する課題やそれに対する解決策について書いている参加者の方も多く、人々の食料問題に対する意識が高まっている印象を受けました。去年のマッピングと比較すると、今年は特に「フードロス」というワードの浸透が顕著に見られました。しかしながら、8種類の分類のうち輸送・加工・小売の分類についてのカードが少なかったことを受けて、これら3つの、人々があまり身近に感じることのできない分野をどのように周知させていくかが課題であると分かりました。 ワークショップに参加してくださった方からは、「食に関する課題を多角的な視点で考え、他の課題との繋がりを検討することによって食料問題は複雑に絡まっていることが分かった」といった感想をいただきました。私たちも参加者の方々との交流を通して、「食」に関する新たな視点をたくさん発見することができました。

イベントレポート アーカイブ

ページtopへ