「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2023 10/1-31

高知国際高校「先進企業講演」 〜食料問題と自分たちにできることを考える〜

vol.61イベントレポート

共催:高知国際高校・ハンガー・フリー・ワールド
日時:2022年10月3日(月)
場所:Google meet/高知国際高校各教室

高知国際高校のGlobal Citizenship プロジェクトの一環として、10月3日、ハンガー・フリー・ワールドの四元が講師を務め、食料問題と自分たちにできることを考える特別授業を開催。高校1年生18名が参加しました。このプログラムは、同高校が総合的な学習の時間を使って取り組む、グローバル社会で求められる資質や能力を育むための探求型学習やキャリア教育などの側面を持ったものです。(文責:ハンガー・フリー・ワールド)

団体の取り組みと、食料問題に関心をもったきっかけ

最初に、ハンガー・フリー・ワールドの食料問題解決のための取り組みとして、ベナンで行っている栄養改善事業を紹介。3歳未満の栄養不良の子どもとその母親を対象にした朝食会や栄養価の高い食材の利用を促す料理教室の様子などを伝えました。その後、講師自身の高校生から現在に至るまでのキャリアやその時々で経験し感じたことなどについて紹介。学生時代のボランティアでの経験が国際協力や食料問題に関心を持つターニングポイントになったことなどを話しました。

飢餓の現状と自分たちにできること

世界では十分な食料は生産されているにもかかわらず10人に1人が食べられていない飢餓の現状があります。その原因として異常気象、紛争、フードロスなどを挙げ、飢餓は遠い国の話ではなく私たちの生活ともつながりあっていること、自分にできることから行動することの大切さを伝えました。

さらにこれまでの学生のアクションとして、文化祭で飢餓問題をテーマにしたブース出展したことや、ハンガー・フリー・ワールドの書損じハガキ回収キャンペーンへの協力を呼びかけ、校内に回収BOXを設置したことなど、そのほか複数の事例を紹介。 その後、班ごとに事例を参考にしながら食料問題解決のためにできることや、10月の「世界食料デー」月間に向けてアクションしたいことを、ワークシートを用いて自由に考えました。話し合いでは「ごはんを絶対残さない」「10月中、1日1つ飢餓問題をSNSで発信する」「飢餓についての資料を配り、募金活動を行う」など様々な意見がでました。

アンケートからは「飢餓問題をもっと身近に考えられるようになった」、「飢餓は可哀想などの問題ではなく、必ず解決していかなければならない基本的な権利であるというのが一番大切な考え方だなと思いました」など、飢餓や食料問題への関心が高まった様子で、生徒たちはさっそく学校で書き損じはがきを集めたいと企画書を作り、先生に提案するなど、アクションを起こしはじめています。

>ハンガー・フリー・ワールドの書損じハガキ回収キャンペーン

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