「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2020 10/1-31

くら寿司株式会社
岡柳澪さん

vol.29インタビュー

「フードロスをなくそう」と呼びかける飲食店が増えています。そんな中、しゃりを半分にするという斬新な寿司メニューを提供しているくら寿司株式会社。店頭では知り得なかった取り組みについても、広報宣伝IR本部の岡柳澪さんからお話を伺うことができました。

糖質オフから始まったシャリハーフ

お寿司のシャリを半分にして提供する「シャリハーフ」は、もともと糖質オフから始まった取り組みでした。きっかけは数年前、SNSに回転寿司のシャリの山がお皿に残っている写真の投稿が続いたことでした。お客様がダイエットや健康など(糖質オフ)のために、召し上がる量を減らしたのだと思います。当社ではあまり見られなかったのですが、そのお客様自身もシャリを残すことはもどかしかったのではないかと思い、そういったニーズに応えようと「シャリハーフ(開始当時の名称はシャリプチ)」を考案しました。 2種のネタで始めましたが、予想以上に好評だったため、現在はにぎりメニューのほとんどのネタで「シャリハーフ」をお選び頂くことができます。実際に、まぐろやサーモンなどの人気商品に限らず、様々なネタでご注文があります。「ダイエット中でもシャリを残さなくて済んだ」というお客様のみならず、家族連れのお客様にも人気で、「子どもでも食べ切れるので、残ってしまったシャリを食べなくて済むようになった」など、嬉しい声を頂戴しています。

「さかな100%プロジェクト」に挑戦中

一皿100円で喜んでいただくために、私たちはいかにお客様のニーズに応えるか、無駄をなくすかを追求しています。 無駄という点では、回転寿司は、食べる分だけ注文やベルトから取る仕組みで、食べ残し自体が少ないビジネスモデルです。さらに私たちは来客数や食事のペースをICTやビッグデータの活用で管理を始めたことで、ベルトに乗った後に廃棄される量を大幅に削減することができました。 また、2015年からは魚を丸ごと活用する「さかな100%プロジェクト」を立ち上げ、寿司ネタに使われないアラを海鮮丼やコロッケに使用する、骨を砕いて魚の餌の一部として循環させるなどの取り組みを進めています。寿司ネタに使われるのは、魚全体の約40%で、残りは活用されていないことを課題として感じていたからです。 このような取り組みが、結果的にフードロス削減や、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」と目標12「使う責任・作る責任」につながっていると感じています。 これからも海の資源や漁師さんとの繋がりを大切に、良い社会づくりに少しでも貢献していけたらと思っています。

インタビュー:鐘ヶ江美沙(ハンガー・フリー・ワールド ボランティア)

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