日本の食生活から、世界の「食」の問題を考える。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

学生団体 ユース・エンディング・ハンガー茨城
メンバー

vol.09インタビュー

世界から飢餓を終わらせるために活動する国際協力NGOハンガー・フリー・ワールドの青少年組織ユース・エンディング・ハンガー(YEH)。そのなかから、筑波大学を拠点に活動する茨城グループの活動をご紹介します。

あたりまえの生活のなかで「何か」する

新年度を迎えたばかりの5月。いつもであれば、4月に入った新入生と先輩たちが一緒になって、街頭募金をする頃でした。しかし、3月に起こった東日本大震災。「若者が飢餓を終わらせる」という、自分たちの活動に誇りを持ちつつも、「こんな時期にアジアやアフリカへの支援を呼びかけていいのか」という迷いがあったそうです。せっかく新入生が入ってくれたのに、しばらく停滞してしまう活動。先輩たちのもどかしい気持ちを奮い立たせてくれたのは、新入生のこんな声だったと話してくれました。「友だちとご飯を食べたり、カフェでコーヒーを飲んだり……。そんな、毎日のあたりまえの生活のなかで、気がついたら飢餓を終わらせるための活動に参加している。そんなことを何かやりたい」。

協力してくれる人を増やす

いろいろなアイデアが出された結果、10月の「世界食料デー」月間中に、学生食堂で週替わりのアフリカ風メニューを提供し、1食につき20円が寄付になるという企画を実施することになりました。同じ学生団体のTABLE FOR TWO筑波大学にも声をかけ、学生食堂へ交渉に向かうと、「いつも利用してくれている学生さんたちの頼みなら」と、快く引き受けてくれたそうです。夏休みが明けた9月から、本格的な準備を開始。「みんなが楽しくご飯を食べる場所だから、テーブルに置くポップは食文化や料理のレシピを紹介するような、手に取りやすいものがいいよね」「壁にはYEHや世界食料デーについて知ってもらうためのパネルを展示しよう」などのアイデアを出し合いながら、形にしていったそうです。 そして、10月。1日40食の限定メニューは、友だちがフェイスブックやツイッターで紹介してくれたこともあり話題に。おいしいと好評で、毎日ほぼ完売しました。「アジアやアフリカの国々に、『食』を通じて親しみを感じてほしい。飢餓について改めて考えるきっかけとなってほしい」。新入生の想いが形となって実現したこの企画は、今年も10月に開催される予定です。

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