「食」の問題の解決に向けて、みんなでアクションする1ヵ月。
「世界食料デー」月間2017 10/1-31

フードコーディネーター 
藤本有希子さん

vol.10インタビュー

新店舗の立ち上げなど、仕事を通して知り合った飲食店に、毎年チラシの設置をお願いして「世界食料デー」を広めています。

“食”でつながる空間

家族がばらばらのタイミングで食事をすることの多い環境で育った藤本さん。子どもの頃から自分で食事を作ることもよくあったそうです。「家族で食卓を囲むことに憧れがありました。でも、高校生になり、友だちと食事をすることが増えると、みんなで食卓を囲むことが『憧れ』から『楽しさ』に変わりました」。卒業後は飲食店での勤務を経て、フードコーディネーターに。「フードコーディネーターは“食”を通して人と人をつなぐ調整役。家族でも友だちでも、ときには旅先で出会ったまったく知らない人同士でもいい。いろんな人たちが“食”でつながる空間をつくっていけたら」。また、このような夢も話してくれました。「大きなことを言うかもしれませんが、『食で世界平和』が私の人生のテーマです。どこに住んでいても、ちゃんとご飯を食べられるような世界になって欲しいです」。

七夕に笹を飾るように

なぜ、食への興味が世界へと広がったのでしょうか。「高校生のときに阪神大震災が起こって被災したときに、世界中の国からたくさんの支援をいただきました。『困っていた人がいたら助ける』という母親の教えもありますが、自分が助けられた経験があるので、『もし自分がその国で生まれていたら』と思うと他人事ではありません」。東日本大震災の後からは、被災地のカフェの復興支援や岩手の食材を使ったチャリティイベントを毎年開催。まずは、自分のやりたいことを「口にしてみる」ことで共感を生み、「続ける」ことでまわりの人たちを巻き込んでいます。 今年は飲食店へのチラシの設置だけではなく、「世界食料デーにはこれ」という何かができないか、とも話してくれました。「“食”の問題に興味がある人は多いと思うので、行動したことがない人たちをどう動かすか。子どもの頃にみんながやっていたことは、いずれ当たり前になっていくはずです。七夕に笹を飾るように、世界食料デーに飲食店が自然と関われる仕組みがあれば……」。藤本さんが考え始めた参加者を広めるためのアイデア。新しい行動につながりそうな予感がします。

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